同僚や先輩後輩の職場スピーチの基本とポイント

同僚は、職場の上司とは異なり、同じ目線で仕事に関してスピーチできるのがポイントになります。

同期だからこそ知っているとっておきのエピソードや人柄などを紹介していき、結婚後も一緒に働く場合は、これからもよろしくという気持ちを込め、退職をされる場合は、今後の幸せを祈っています。といった気持ちを込めて、披露宴のスピーチを結ぶようにすると尚良いスピーチになります。

同僚・同期による職場スピーチ例文

■■さん、▽▽さん、そしてご両家の皆様、本日はおめでとうございます。
お二人のご結婚を祝うかのように、春うららかな日の光が降り注いでおります。

申し遅れましたが、私は新婦の▽▽さんと同じ店舗で働いております、○○と申します。
今日は■■さんの普段のお仕事ぶりについてをご紹介させて頂きたいと思います。

私たちは、ネイルの仕事をしております。
ネイルの仕事というのは、ただネイルを整えるだけが仕事になるのではなく、
時としてはお客様の悩みや愚痴、ある時にはお客様の自慢話をお聞きしながら、
ネイルだけでなく気持ちもリフレッシュをしてあげるという、大切な役目を持っています。

そのためにも、どれだけネイルの腕が良かったとしても、
そういった話を聞いたりできなくては商売にならないのです。
私はもともと口下手ですので、入った当初は本当に苦労しました。

■■さんもおとなしめな方ですから、彼女の気持ちが当時は本当に良く分かりました。
しかしながら、ある時から、彼女を指名するお客様が徐々に増えていったのでした。

なぜだろう？何があるんだろう？と不思議に思っていると、
■■さんがを指名していたお客様が、こう彼女におっしゃっていたのを耳にしたのでした。

あなたのマッサージは、とてもお上手ね。と。
マッサージ？と思ってお店の営業時間が終了してから、彼女に今日はなんだかお客様に褒められていなかった？と聞いてみると、
私はネイリストに向いていないのかなぁとずっと悩んでいたんだけど、ある時に人に相談をしてみたら、
話をするのが苦手なら、逆に話以外の分野で誰にも負けない分野を作ってみなさい。と言われて、
じゃぁ、マッサージは小さい頃から色々してきたから、これで勝負してみよう！と思って実践してきたの。
と目をキラキラさせながら言いました。

私もなかなかお客様とのお話がスムーズにいかなかったりで悩んでいた時期でしたので、
■■さんの努力と一歩踏み出す勇気には、本当に頭が下がりました。

そして、その素晴らしい助言をしてくださったのが、実は他ならぬ新郎の▽▽さんだったんです。
お二人は、お互いを伸ばして高めあう、まさに理想のカップルではないでしょうか。

■■さんはこれからも仕事を続けていってくださるとの事で、私も本当に嬉しく思っています。
頼りない先輩になってしまっているかもしれませんが、これからも仲良く頑張っていきましょうね。
本日は、ご招待頂き本当にありがとうございました。