ウエディングドレスの衣装を選ぶ前に

試着に行く前に、基本的な衣装のマメ知識を習得しておくと、ショップの店員さんにもイメージを伝えやすくなり、衣装選びもスムーズになります。

ドレスショップへに行く前に、会場の雰囲気や挙式スタイルを踏まえて、和装にするのか洋装にするのか、お色直しは何回にするのかを決定しておきましょう。

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ショップには何百着という衣装が用意されていますので、事前に着たいドレスのイメージをしておかないと、迷いすぎてしまい、試着のし過ぎで、ぐったりしてしまいます。

ウェディング雑誌等で念入りに研究しておきましょう。
また、ドレスショップは週末混み合いますので、早めに予約を入れましょう。

ウエディングドレスの調達方法

ドレスの調達方法は大きく分けると、購入かレンタルになります。
最近では、レンタルより購入の方が安い場合もあって、値段はドレスやショップによって様々です。自分に合う調達方法を選びましょう。

ウエディングドレスのレンタル
ショップで借りて、使用後に返却する。もっとも手間がかからず、リーズナブル。
サイズ直しは、ショップによって調整できる範囲が異なる。
人気のドレスには予約が集中するので早めに予約を。
ウエディングドレスのオーダーレンタル
デザイン、サイズ、素材ともに自分の希望通り作ったドレスを使用後に返却する。
自分だけの一着を作る事ができる。作成までに時間がかかるので、余裕を持った準備が必要。
ウエディングドレスのオーダー
布地からデザインまで、細部に至るまで、自分の希望が取り入れられ、デザイナーとの打合せがある。作成には最も時間と予算がかかる。
プレタポルテ
既製服の事で、比較的お手頃な価格が多く、レンタルよりも安い事も。
購入なので、希望どおりにサイズを調整する事ができる。

ウエディングドレスの基本ライン

様々なドレスがありますが、基本ラインを大きく分けると4つになります。
事前に覚えておくと、ドレスショップ担当者にイメージを伝えやすいでしょう。

プリンセスライン
ウエスト切り替えで、スカートが大きく膨らんだデザイン。
このスカートの膨らみはパニエで作る。かわいらしい印象のものが多い。
ベルライン
ウエストを細く絞り、腰から裾にかけてベル型に広がるライン。
華やかで人目を引くため、大きな会場でもよく映えます。
マーメイドライン
体のラインに沿ったデザイン。裾にだけギャザーやフレアーを入れ、ボリュームを出したシルエットが人魚を思わせる。
スレンダーライン
体のラインにフィットするデザインで、かなり細身のシルエット。
シンプルな印象のものが多く、大人っぽい雰囲気になる。
Aライン
シルエットがアルファベットの「A」に似ていることからこの名前が付けられた。
ウエストからすっと伸びるラインがエレガントな印象を与える。
アンピールライン
胸のすぐ下に切り替えがあるデザイン。スカートはボリュームの少ない流れるようなシルエット。
ボディーラインを気にせず着られる。

体型に合うドレスライン

自分のサイズに合わせて作るオーダードレス以外は試着のときにいくつかのポイントがあります。

体型で気になる部分があるとついつい隠すことばかり考えがちですが、逆に思い切り出すことで目立たなくなる場合もあります。
気になる部分はお直しができるかどうかをショップの担当者へ確認をしておきましょう。

スリムな方
基本的にどんな形でも似合いますので、体のラインが出るものがお薦めです。
しかし、痩せている事を気にしている方にはボリュームのあるデザインがお薦めしましょう。
オススメ:スレンダー、マーメイド、プリンセス、Aライン
大柄な方
背の高い方は、あまりボリュームがないデザインがお薦めです。
すっきりしたデザインが良いでしょう。背を低く見せたい場合は切り替えが下の方にあるデザインを選ぶと小柄に見えます。
オススメ:スレンダー、マーメイド、Aライン
小柄な方には
可愛らしさを表現できるドレスがお薦めです。少しボリュームのあるデザインが良いでしょう。
背を高く見せたい場合は胸元にアクセントがあるものがお薦めです。
オススメ:プリンセス、Aライン
ぽっちゃり型の方には
ウエストに切り返しがあるデザインや、胸が大きい方は深いV字かオフショルダーがお薦めです。
オススメ:プリンセス、Aライン
いかり肩の方には
ドレスは細身のものにし、肩はベアトップやオフショルダーで思い切って出してしまう方が目立ちません。
また上より下にボリュームがあるデザインがお薦めです。
オススメ:マーメイド、プリンセス
妊娠している方には
おなかの膨らみを隠しつつ、おなかをあまり圧迫しないデザインが良いでしょう。
また、Aラインでもパニエなどをはいてボリュームを出すのがお薦めです。
オススメ:アンピール、Aライン、プリンセス

ウエディングドレス小物

小物はドレスについている場合もありますが、ショップによって異なりますので、要確認。
意外にこの小物選びで時間がかかる事もあるので、ドレスを早めに選んで、小物をじっくり選びましょう。

ベール
厳粛な挙式では、シンプルで上質なロングベールをお勧めします。
ベールは短い程カジュアルになるので、会場の広さや雰囲気、バージンロードの長さ、ドレスのデザインを考慮して選んでください。
グローブ
キリスト教式で、肌を隠す為に必ず着用するアイテム。様々な長さ、素材、また同じ白でも色々な白がありますので、ドレスに合わせて選びましょう。
パニエ
ドレスのスカート部分に、ふんわりとボリュームを持たせる為のペチコートの事。
レンタルの場合はセットになっている事が多いですが、試着の際はドレスとのバランスをチェックしましょう。
ヘッドドレス
ご新婦様の髪飾りの事になります。様々な種類のものがありますが、生花でブーケに合わせたヘッド ドレスをつける方もいらっしゃいます。

ヘッドドレス

ウェディングドレスに合わせてヘッドドレスを選びます。
ヘッドドレスによってエレガンスにもキュートにも印象を変えることが出来ます。

ヘアスタイルやドレスのデザインなどによっても合うヘッドドレスが変わってくるので、全体のバランスを見ながら選びましょう。

ティアラ
ベールやアップスタイルとの相性がよく、エレガントなスタイルによく似合います。
クラウン
王冠のように輪状になった髪飾り。デザインによってはエレガントにもキュートにもなります。
ボンネ
婦人用の小さなキャップの事で、頭の形やシニヨンに沿うように飾ります。
定番は布製ですが、ビーズやワイヤー製など種類は様々です。
カチューシャ
いわゆるヘアバンドの事で、ロングにはもちろんショートにも似合う。ビーズや花など素材は色々。

試着時のポイント

ヘア、メイク
出来るだけ本番がイメージ出来るようにきちんとお化粧をしていきましょう。
ヘアスタイルはアップにするとよりイメージがつきやすいです。。
ストッキング
必ず着用するようにしましょう。
下着
ブラジャーはストラップが取り外し可能なものをつけると便利です。
靴は脱ぎやすいものがお勧めです。手間の掛かるブーツや紐靴は避けた方が良いでしょう。
その他、持ち物
カメラを持参しましょう。ただ、ショップによっては撮影NGのところもありますので、事前に確認が必要です。
当日の新婦は360度あらゆる角度から見られるので、撮影する際も正面からだけでなく、横から後ろからも撮影しましょう。

フィッティングの際のポイント

首周り
スタンドカラーは首から肩にかけてのラインをしっかりチェック。
ほどよくフィットしているとフェイスラインもすっきり見えます。
裾の長さは必ず当日履きたい高さのヒールを履いてチェック。
フルレングスなら床から2~3cmくらいに裾の中央がくるのが理想的です。
バスト
トップとアンダーバストがきちんと合っているかをチェック。
サイズが合っていないと不自然なシワができるので注意しましょう。
お辞儀をしたときにインナーが見えないかも忘れずにチェック。
アームホール
袖つきの場合は腕を回してきつくないかをチェック。
ノースリーブやビスチェタイプの場合は、ぴったりフィットしていないとずり落ちたり、下着が見える原因になるので注意しましょう。
袖の長さ
袖の長さや太さ、広がりがきちんと合っているかをチェック。
実際にひじを曲げたりのばしたりして確認をしましょう。
くびれの位置が合っているかをチェック。細く見せようときつくしすぎると縦にしわがよったり気分が悪くなることもあります。
両脇をつまんで合わせて4cmくらい余裕があればOKです。
素材
薄手のスリムなデザインのドレスは、下着のラインが出ないかをチェック。
着心地と動きやすさを忘れずに確認します。

ブライダルインナー

ブライダルインナーとは強力な補正力で、バストを形良く高い位置にキープし、ウエストのくびれを作り、立体感のあるヒップラインを作ってくれる新婦の心強い味方です。
ドレスを美しく着こなすには、まず下地作りから。

試着時はドレスショップで貸してくれますが、当日は自分の体に合ったものを用意しなくてはなりません。
また、ブライダルインナーはあまり早めに購入してしまうと、ダイエットなどでサイズダウンした際に、また購入しなくてはならず、無駄な出費になってしまいます。
ドレスの最終フィッテイングの時期に購入する事をおすすめします。

ビスチェ
定番はこのタイプ。最近はボーンのないものもあり長時間着用しても苦しくないのが特徴。
胸元が大きく開いたドレスには4分の3カップ以下の浅いタイプ、背中が大きく開いたドレスにはバックレスタイプなどドレスのデザインに合わせて選ぶことが大切。
ロングブラ&ウエストニッパー
ビスチェはお腹やウエストが締め付けられるのでちょっと苦手という人はロングブラがお薦め。一緒にウエストニッパーを着用して、くびれたウエストをボディメイクしましょう。
ガードル
お腹やお尻をしっかりサポート。細身のドレスのときは太ももまで長さがあるものを選ぶと美しいシルエットに。

新郎衣装を決めよう

新郎の衣装は新婦のドレス選びのついでになりがちですが、2人並んだときのバランスはとても大切ですから新郎任せにせずに2人で選ぶようにしましょう。
最近ではメンズタキシード専門ショップもあり、カラーやサイズのバリエーションも豊富に揃っています。新婦のドレスが決まった後に日を改めて新郎の衣装の試着の予約をするという方も増えています。

試着時のポイント
  • 肩のラインはあっているか?
  • バックシルエットはすっきりしているか?
  • 袖丈はぴったりしているか?
  • ドレスと色味やデザインのバランスはあっているか?

和装の婚礼衣装

和の婚礼衣装には白無垢、色打掛け、振袖があります。最近の人気は黒引き振袖です。
江戸時代に武家の婚礼衣装として着用されたもので、着物そのもののレトロな雰囲気に加え、かつらではなく地毛を結ったようなスタイルが人気の理由。

また、新和装と呼ばれる色打掛けも登場し、洋装の雰囲気を取り入れたような斬新なデザインが人気となっています。

白無垢
小物に至るまで全て白で統一する白無垢には「婚家の色に染まります」という意味が込められています。小物の綿帽子をあわせるのは白無垢だけ。
色打掛け
赤、緑、黒などの色地に金箔や刺繍を施した豪華な着物。
自分の肌や表情が明るく見える色を選ぶ事、また大柄な人は大胆な模様を、小柄な人は絵柄の細かいものを選ぶとよいでしょう。挙式の際は角隠しをつけます。
黒引き振袖
かつて、黒は最も高貴な色とされ、花嫁衣裳の一般的スタイルでした。
最近では、シックな雰囲気に、人気が高まっています。
大振袖
袖丈が長めの振袖。裾を引かないので、歩きやすく、お色直しに選ばれる方が多い。
新和装
オーガンジーでデザインされた衣装で、非常に軽く、ドレス感覚で着られる個性的な和装。

和装の小物

和装の小物にはそれぞれに意味があります。せっかく和装を着るなら、そういった意味も理解しましょう。また、肌に直接つけるものなどは、衣装屋さんではなく、自分で用意しなくてはならないので、会場担当者にあらかじめ確認しましょう。

綿帽子
真綿を伸ばして作った袋状の帽子。
「婚礼が終わるまで新郎以外の人に顔を見せない」という意味があります。
角隠し
文金高島田を覆う帯状の布。白絹が一般的で「角を隠して夫に仕える」という意味があります。
かんざし
結った髪に飾る装飾品。べっこう、象牙、さんご、銀などの素材があり、華やかさを出す為にいくつかを組み合わせます。
末広
「末広がり」という意味を持つ扇の事です。右手で持ち、左手は軽く添えるようにして持ちます。
はこせこ
胸元に差し、少しだけ模様を見せるように持ちます。
おしろいや紅筆などの化粧道具と懐紙を入れる袋の事です。
帯枕
帯を結ぶ時に、お太鼓部分に膨らみを出して形を整える専用枕です。
伊達巻
掛下の着付けに使用する細い帯の事。
一般の着物に使う「伊達締め」と間違えないようにしましょう。
懐剣
「女であってもいざという時は自分の身は自分で守ります」という意味があります。
帯に差し、白の組み紐を胸にたらします。
腰ひも
着物の丈を合わせる時に使うひもの事。できれば白いものを新調しましょう。
通常は4~6本使用します。

自分で用意する和装小物

和装の小物はほとんどレンタルできますが、直接肌につける和装の下着は自分で用意します。
ウェディングプランナーに事前に確認するようにして、当日忘れないようにしましょう。

  • 肌襦袢
  • 裾よけ
  • 和製ストッキング
  • 白足袋
  • ガーゼ
  • タオル

和装前撮り

「披露宴ではドレスを着たい!でも和装も記念に着たい…」という方にお勧めなのが和装前撮り!
和装前撮りとは、前もって和装での記念写真を撮影する事を言います。

結婚式当日に着られない衣装が着れたり、写真スタジオ以外の場所で撮影する事ができたりするので(会場によってはできない所もありますので要確認)一生の記念に撮影される方が非常に増えています。

また、ご両親にとっても和装写真はとても大切な宝物となります。
楽しみにしていらっしゃるご両親も多いので撮影時に立ち会われて一緒に記念写真を撮るご両親もいらっしゃいます。
親孝行にもお勧めの商品です。

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